前回
1.はじめに:4年間のプライベートウォール生活の変化
4年前にプライベートウォールを作った当初は、自由な時間にトレーニングできる環境が新鮮で、週3回ほどの頻度で壁を使っていました。しかし、この4年間で生活環境やクライミングスタイルに大きな変化がありました。
まず、子供が生まれたことで外出する頻度が減少しました。以前は気軽にジムに行けていたのですが、現在は家庭での時間が増えています。そのため、家の中にクライミング環境があることの利便性を改めて実感しました。
また、ジムに行く楽しさも再確認するようになりました。特に、友人たちとセッションを楽しむ際はジムの課題が魅力的と感じ、これがプライベートウォールを使う頻度にも影響を与えています。
2. プライベートウォールでの新しい発見
課題への打ち込み頻度の変化
現在、プライベートウォールで課題を打ち込む頻度は3ヶ月に1回程度です。その理由のひとつとして、友人を自宅に招いて課題を作る機会が減ったことが挙げられます。ジムでのセッションが増えたことで、プライベートウォールでの課題作りが少なくなりました。
他人に課題を作ってもらうことの重要性については、以前の記事でも触れていますが、やはり自分で作った課題はどうしても「できそうな」ムーブになりがちです。その点、ジムでは多様な課題に取り組めるため、異なるスタイルの動きやムーブを学ぶ良い機会になっています。
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ナガモノとの相性
プライベートウォールのもう一つの魅力は、ナガモノ課題を存分に楽しめる点です。長時間壁を占領することができるだけでなく、ホールドを足すことで簡単に難易度調整ができるため、自分のペースで試行錯誤できます。これはジムではなかなか得られない自由さです。
3. トレーニング施設としての進化と実力試しのジム利用
現在、プライベートウォールは主にトレーニング施設として活用しています。懸垂やキャンパシングなど、フィジカルを強化するトレーニングを中心に行っています。ジムでのクライミングに向けた基礎体力作りに最適です。
さらに、月に1回程度ジムに行き、実力を試すようにしています。ジムではボテやスローパーのような家では再現しにくいホールドを触れるだけでなく、さまざまなスタイルの課題を楽しめます。こうした「実力チェック」の場を設けることで、目標意識が高まり、モチベーションの維持にもつながっています。
4. 家族と共有する空間としての意外な効果
プライベートウォールのもう一つの大きな変化は、家族と共有する空間としての役割です。特に子供が成長するにつれて、ウォールが遊び場として活用されるようになりました。
子供にとっては壁を登ること自体が遊びの一環となり、安全な運動環境を提供できます。親としても、近くで見守りながら一緒に楽しめるのは大きな魅力です。これにより、ウォールがただのトレーニング施設ではなく、家族の絆を深める場所としての価値も生まれました。
5. ボルダリングをしない友人と共有する空間としての意外な効果
プライベートウォールは、家族だけでなく友人との交流の場としても活用されています。特に普段ボルダリングをしない友人やその家族、子供を招いて初心者向けのボルダリング会を開催することがあり、これが非常に良い交流の場になっています。
初心者会では、クライミングの楽しさを気軽に体験してもらうことを重視しています。難易度の調整がしやすいプライベートウォールならではの柔軟さを活かして、初めての人でも取り組みやすい課題を用意します。子供たちは壁を遊び場として楽しみ、大人たちは体を動かすきっかけとしてボルダリングに親しむことができます。
また、このような場を提供することで、ボルダリングに触れる機会を広げられるだけでなく、普段はあまり会う機会がない人々とのコミュニケーションが深まります。この「交流の場」としての役割は、プライベートウォールの新たな価値だと感じています。
6. まとめ:プライベートウォールの総合的な満足度
4年間プライベートウォールを使い続けた結果、総合的な満足度は非常に高いと感じています。特に、自由な時間にトレーニングできることや、自分のペースで登れる環境がもたらすメリットは大きいです。
また、月に1回程度のジム利用との組み合わせにより、プライベートウォールの利便性とジム課題の楽しさの両方を味わえるバランスが取れています。さらに、家族や友人との交流の場としても役立つなど、予想以上の価値を感じています。
これからプライベートウォールを作りたいと考えている方には、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけることが大切だと伝えたいです。4年経った今だからこそ、自分にとっての「ベストな利用法」を見つける価値があると実感しています。
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